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【感想】ウルトラマンデッカー 第23話「絶望の空」

2022年も残すところあとわずかとなりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。ARAIです。

 

さて、今回はまたかなり遅れてしまいましたが早速いきましょう。「ウルトラマンデッカー」第23話の感想です。

例によってネタバレを含みますので、本編未視聴の方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウルトラマンデッカー 第23話「絶望の空」

最終章、はじまる

いよいよ最終章が始まったか…、という印象でした。

前回エンディングでの展開を受け、前半こそやや穏やかかつ静かにお話が進んでいきましたが、それはいわゆる「嵐の前の静けさ」というやつ。

スフィア合成獣の総進撃にテラフェイザーを交えてのスフィア活性化、異変に気づき駆けつけるトリガー、そしてついに姿を現す「マザー」と、後半以降はまさに最終章の幕開けに相応しい怒涛の展開のオンパレードでした。

 

また、アガムスの口から語られた「マザー」とその「弱点」の存在、そしてカナタとソウマのやり取りなど、合間合間にも細かいながらに見逃せない要素やドラマが散りばめられていたりと、ここのところのエピソード群の例に漏れず、一瞬たりとも目を離すことのできない濃密なエピソードに仕上がっています。

 

まあもっとも、それは「デッカー」全体に言えることなんですけどね。

毎度毎度、よくもまあこんなにも見どころの多いエピソードを用意してくれるもんですよ、ホントに。おかげでこっちは毎週幸せですぜ…。

 

ニュージェネレーション・ネオフロンティアを生きる者たち

カナタ

記憶喪失のアガムスと話をする中で、改めて自身の決意の丈を聞かせてくれました。

その想いの強さ、そして眼差しの強さは前回同様、カナタの中ではもはや揺るぎない信念に裏打ちされた確固たるものとなっているように感じます。

 

そしてそんなカナタの想いは、しっかり真っすぐ、アガムスへ届いていたことも判明しました。

彼が記憶を失っていたとはいえ、いや、むしろ記憶を失っていたからこそ、カナタの想いは、一切の混じりけなく、真っすぐに彼の心に響いたのかもしれません。

そしてその事実は、今後おそらく訪れるであろうアガムスとの決着に、大なり小なり影響を与えることになる筈です。

他の誰でもない、アガムス自身が、「アガムスを救いたい」と考えているカナタの想いが本物であると認めたわけですから。

 

 

デッカーを巡るソウマとのやり取りについては、まあ、この二人らしいと言えばらしい流れだったかなぁといったところ。

詳細はソウマの項で書くとしましょう。

 

イチカ

今回も今回とて、残念ながら地味めです。

ソウマと一緒にスフィアソルジャーを撃墜するなど、活躍自体はしているんですけどね。あまり存在感を確保できていない印象です。

 

ソウマ

第17話、そして前回エンディングの流れを受けて正式にデッカーの正体を知ることになったわけですが、かと言って問い詰めるわけでもなく、静かに語り掛けるわけでもなく、歩み寄るわけでもなく。

アガムスとの面会を申し出るカナタをそれとなくフォローしたり、テラフェイザー出現を受けて暗に変身を促したりと、明言を避けるというスタンスに終始していました。

 

わかってはいたけどもやはり受け入れることができないという、未だ整理がつかないソウマの心情を表した行動にも見えますし、あるいは「そういうもの」として、ただただ受け入れているようにも見えますし、ソウマがカナタに対して何を想っているかということについては、今の時点では何とも判断がつかないかなというのが正直な印象ですね。

 

個人的には、ソウマはこういうことを「なあなあ」でそのままにするタイプではないように思っているので、どこかキリの良いタイミングでしっかりカナタと話をして欲しいなとは思っているんですけどね。

あるいは今回でカナタもソウマが知っていることを知ったわけですから、次回辺りに改めて二人で話をする展開になるやもしれませんね。

 

サワ

イチカ同様に地味め。

現場に出ていない分、イチカよりも存在感が薄い印象です。

いよいよ本格的な最終決戦となる次回以降に果たしてどんな活躍を見せてくれるのか…。

 

ムラホシ

イチカ、サワ同様に地味め…ではありますが、まあ前回見せ場はありましたし、それに今回も今回とて、冒頭でのカナタとのやり取りなど要所要所で存在感を発揮してくれているのは流石と言ったところですね。

次回辺り、そろそろカナタの正体バレが来そうなもんですが、さて。

 

ハネジロー

個人的にはサワよりも控えめな印象を受けました。

後半戦が始まってからこっち、どうにも序盤ほどの存在感と活躍が見られなくなってきたように思います。

もうちょっと「デッカーとしてのカナタ」の相棒ポジションになっていくかと思ってたんですが、最終章に突入した割には予想してたほどドラマに関わって来ていませんね。

一番インパクトを残しているのがウルトラディメンションナビというのが何ともコメントに困ります。

 

 

アガムス

秀でた頭脳に裏打ちされた冷静な状況分析とそれに伴う警戒心。と同時に、理屈抜きで相手の本質を見抜き、信じようとする一面もあり。

穏やかで礼儀正しい、清く正しい心を持った男。

 

前半部分、記憶を失っていた際に見せた姿こそが、きっと本来のアガムスなのだろうなと思いました。

スフィアとの壮絶な戦いの中にあっても、共に戦う仲間たちを友人と呼び、愛する妻へ想いを馳せる。

そんな「素」とも言える今回のアガムスの姿は、これまでのアガムスはもちろん、アサカゲ時代とも異なった空気感を持った人物だったんですね。

 

こんなにも優しく、高潔な心を持った人物が、今では哀しき「ただの」復讐者となっている…。

こうして考えるにつけ、つくづくスフィアという存在の罪深さを思い知らされます。

 

 

顔に浮き出る細胞や瞳の色、そして消えゆくレリアとの思い出などから、スフィアとの融合は前回よりもさらに進んでいると思われます。

もはやアガムスとしての人格が残っているかも疑わしいような描写でしたが、果たして彼が救われる明日は来るのでしょうか。

 

あと細かいところでは、やはりカナタとの面会時に語られた「マザー」の弱点ですね。

アガムスの口から「弱点が判明している」とされた以上は、おそらくそれが最終決戦における大きなカギになってくる筈なんですが、しかしそれと同時にアガムスほどの頭脳を持つ者が「自分たちの技術ではなし得ない」とも言っているんですよね。

これも最終回に向けた何か大きな仕掛けなのか、それとも…。

 

絶望のそら

ウルトラマンデッカー

ソウマに促され駆けるカナタがウルトラDフラッシャーを掲げ変身。

バンクからそのまま空へ飛び、着地へと繋がる演出がお見事です。

 

今回はスフィア合成獣3体の同時出現を受け間髪入れずダイナミックタイプへチェンジ。

初登場当時のオリジナル個体よりも強化されているのであろう3体の猛攻を受け窮地に陥ります。

 

 

最終的にはウルトラデュアルソードとデッカーシールドカリバーの二刀流でスフィア合成獣たちをからくも撃破しますが、直後テラフェイザーから放たれたTRメガバスターを防ぎ切れず敗北。

変身解除後のカナタが意識不明状態で次回へ持ち越しです。

 

 

ウルトラマントリガー

終盤、ややサプライズ気味に参戦。

アキトの観測したマザースフィアザウルスのエネルギー反応を調査していたようです。

 

 

突如出現したマザースフィアザウルスから攻撃を受け、出し惜しみなしでグリッターへチェンジ。

デッカーやGUTS-SELECT、ひいてはアガムスに先駆け、本作ラスボスに当たるマザースフィアザウルスに挑むことになったわけですが、果たして勝負の行方は…。

 

 

スフィア怪獣総進撃

電脳魔人 テラフェイザー

襲来したスフィアソルジャーの姿を見て記憶を取り戻したアガムスが再度召喚。

当たり前のようにスフィアを取り込み、これまた当たり前のようにスフィアオベリスクを生み出し、スフィアによる地球吸収を加速させていきます。

 

 

前回ハデに戦った影響か、今回はデッカーとまともな戦闘はなし。

しかしながら若干不意討ち気味に放ったTRメガバスターでダイナミックタイプを打ち破るという大殊勲を成し遂げました。

 

中のアガムスがあんな状態になってしまった今、すっかり純粋なスフィア軍勢の戦力になってしまった、と判断せざるを得ないのかもしれません。

 

古代合成獣 スフィアゴモラ / どくろ合成獣 スフィアレッドキング / 新創合成獣 スフィアネオメガス

今回は状況が状況だったので3体をまとめて。

デッカー登場を受け、スフィア側が繰り出してきた復活怪獣たちです。

 

と言っても、イメージとしては復活というよりも複製強化という感じなのかなという印象で、過去にスフィアソルジャーが取り込んだゴモラたちの情報を基に、新たに生み出された存在、と捉える方が自然かなと。

 

実際、かつてはストロングタイプに圧倒されていたスフィアゴモラが、ダイナミックタイプを追い詰めていたわけですから、3体がかりだったとはいえ、あの様子だと間違いなくステータスが底上げされていたのでしょうね。

 

スマブラ上級プレーヤーよろしく、着地させるスキさえも与えずデッカーを空中でボコボコにしますが、ダイナミックタイプとカナタの気合いの一撃を受け敗北。

描写的に、スフィアネオメガスはやはりワンランク上の位置づけなのかもしれません。

 

 

最強スフィア獣 マザースフィアザウルス

終盤に登場したスフィアの親玉にして最終兵器。おそらく本作のラスボスと思われます。

 

地球近くの宇宙空間に出現。

居合わせたトリガーへいきなり攻撃するなど初っ端からエンジン全開の攻撃性と凶暴性を見せてくれました。

その禍々しいデザインからすでに充分過ぎるほどに圧巻の風格がありますが、今回はまだ顔見せレベル。

次回の大暴れに期待しておくとしましょう。

 

 

次回予告

次回は年明けだとは思っていましたが、まさかさらにここで総集編が来るとは…。なかなか焦らしてくれるじゃあないですか。

まあ「デッカー」の総集編はけっこう好きなので、それはそれで楽しみなんですけどね。

 

次回は特別総集編「立ち上がれデッカー」です。

 

例によって話数としてはカウントされないと思われるので、ブログで感想は書かない予定です。

なので、「デッカー」感想としては1月14日放送予定の第24話の感想にてお目にかかることになります。

 

と同時に、今年の更新も今回の記事が最終になります。

 

いつも読んでくださっている皆様、

2022年も大変お世話になり、ありがとうございました。

稚拙な文章ではありますが、2023年も引き続き、当ブログ「やっぱ、シンプル。 ~ARAIの雑日記~」をよろしくお願いいたします。

 

良いお年をお迎えください。

 

それではまた。

 

 

 


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