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【感想】ウルトラマンデッカー 第13話「ジャンブル・ロック」

昨日今日と外出していました。ARAIです。

思っていたよりも早く家に帰って来れたので、これまた思っていたよりも早く今週の「デッカー」を見ることができました。

 

さて、それではいきましょう。「ウルトラマンデッカー」第13話の感想です。

例によってネタバレを含みますので、本編未視聴の方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウルトラマンデッカー 第13話「ジャンブル・ロック」

ニュージェネ恒例の総集編、兼 箸休め回

さて、今回は第13話というわけで、タイトルにもある通り、ニュージェネ恒例の総集編、兼、箸休め回です。

カナタらメイン3人組が先代GUTS-SELECTの一員であるマルゥルと共に、ダウンしたナースデッセイ号のシステムを復旧させるべくドタバタと奔走する中で、これまでのお話を振り返っていく、というような内容になっています。

ホントにニュージェネ恒例のいつものあれですね。いわゆる「第13話」枠というやつで。

 

しかしながら、こちらもまた恒例と言うべきか、例に漏れずただの総集編というわけでは決してなく、第1クールのお話を経た上でのわちゃわちゃとしたキャラ同士の掛け合いは必見。

「R/B」や「タイガ」の13話ほどには、第2クールのプロローグ感はなかったにせよ、デッカーの「声」や「意思」に改めて言及したりと、「デッカー」という物語全体の伏線を再確認する、といった側面もあったようにも思います。

 

いわゆる「縦軸」に絡むお話ではないものの、じゃあ見なくても良いお話か、とばしても良いお話かと聞かれると、決してそんなことはありませんね。

カナタ、イチカ、ソウマのメイン3人組を語る上ではまた外せないエピソードになったと思います。

 

ニュージェネレーション・ネオフロンティアを生きる者たち

カナタ

大胆不敵、勇気凛凛。

何事も諦めずチャレンジし続ける精神を持ち、脊髄反射厚顔無恥をキャラクターだけで押し通す、みんなの助けが無ければとっくに死んでる「ノープランゾンビ」です。(※注・マルゥル評)

まあ個人的には厚顔無恥だったのは初期の1、2話ぐらいまでだったかなと思ってます。

 

今回はマルゥル(と、ハネジロー)と一緒に、GUTS-SELECT、とりわけイチカやソウマのキャラクターを振り返る役回り、にして、デッカーについて「何もわかっていないこと」を改めて認識する役回りでもあります。ある意味では一番視聴者に近いポジションでしたかね。

 

大先輩であるマルゥルを前に基本的には低姿勢でしたが、さりとて「寄せ集め」と言われたことに対して食い下がる場面もあったりと、今回は負けん気が強く、意外と根に持つタイプである部分を見せていたのも印象的でした。多少は脚本の都合でしょうが。

 

 

今回のお話を通して、マルゥルと文字通り「汗を流した」ことはカナタにとっては少なからず良い経験になったことと思います。

今までカナタが出会ったことのないタイプのキャラだったでしょうし、また、マルゥルがケンゴと肩を並べた先代GUTS-SELECTの戦士であるという点、そして同時にアサカゲに匹敵するか、あるいはそれ以上の知能と技術を持っているという点なども考えれば、今後頼もしい味方となってくれることは間違いないでしょうから。

まあそもそもマルゥルが物語の本筋にどこまで絡んでくるかにもよりますが。

 

そして今回のお話をもって、また一人カナタの秘密を知る人物が増えましたね。(厳密には気付いていた、と言ったところでしょうが。)

 

ということは、現時点でカナタ=デッカーであると知っているのは、ハネジロー、ケンゴ、ユナ、グレース、ミカ、アサカゲ、マルゥル、ということになりますかね。あくまで明確に描かれている範囲で、ということにはなりますが。

実は気付いていた、というキャラは後出しでまた出てくる可能性がありますね。

個人的には10話のことがあるので、サワには気付いていて欲しいんだけどなぁ…。この感じだと微妙かも。

 

 

あと、腰のDCカードホルダーは周囲には絆創膏ホルダーと言って誤魔化していたようです。

まさかここへ来てホルダーに言及されるとは思ってもみませんでした。「Z」みたいにステルス機能付きなのかなと勝手に解釈してたんですが…。

まあでも細かい部分ながら、後からでもこうして「痒い所」の説明をしてくれるのはありがたいです。

 

イチカ

明朗快活、全身全霊。

持ち前の明るさで周りを照らすも、思い込んだら突っ走る猪突猛進タイプで、サラッと周りを巻き込み大騒動を引き起こす「天然爆弾」です。(※注・マルゥ(ry

うん、これに関しては概ね同意かなという感じですね。

 

懐かしのメガアース運搬中に指をはさんで負傷するというところから本編がスタートし、くだんの絆創膏入れの話に繋がります。

 

ナースデッセイ号復旧作業中にカナタ(とハネジロー、とマルゥル)に呼び掛けていたシーンがソウマ共々最大の見せ場でしたね。

視聴者的にはまあお約束の展開というか、カナタが死ぬわけがないとわかってはいるんですが、さりとて仲間の危機に必死に呼びかける姿には胸を熱くさせられました。

こういう場面が白けて見えないのが「デッカー」の大きな魅力の一つですよね。

 

それにしても「天然爆弾」という命名も相まって、今回はよりかわいらしかったですね。「血が出たっ!」のシーンとか。順調にヒロインらしい愛らしさにも磨きがかかってきています。

 

ソウマ

質実剛健、成績優秀。

常にリーダーシップを執る超有能な人材で、おまけに完璧主義で独断専行。一度決めたらルールを曲げない「生真面目サイボーグ」です。(※注(ry

カナタと同じく、個人的には独断専行だったのは初期1、2話ぐらいだと思ってます。

 

イチカと並んで、冒頭のシーンで良い感じにキャラが出てますね。

カナタとハネジローに「うーるさい」と返す表情は必見です。いやぁ、訓練校時代を思えば随分柔らかく、丸くなったもんだ。

こういうのはもっとやって欲しいです。

 

イチカ共々、やはりナースデッセイ号復旧作業中のシーンが最大の見せ場ですね。

特に印象的だったのは「さっさと片付けて、"次"へ行くぞ!」という台詞。かつては「足引っ張んなよ」とくぎを刺していた頃と見事に対照的になっていると感じますね。

 

ソウマにとっては最早、カナタやイチカは「足を引っ張る」存在などではなく、「共に戦い、共に成長し、共に限界を超えていく」かけがえのない存在になっているのでしょう。

まあ、この第1クールを共に見てきた方ならば、そんなソウマの心境の変化など言わずもがな、既にわかりきっていることでしょうが。

 

サワ

今回もまた安定感があります。

が、せっかくの総集編なのにネオメガスの一件に触れられなかったのは痛いですね。

現状唯一の彼女のキャラクターを深掘りしたエピソードだっただけに、そこだけが残念。

 

序盤はともかくとして、物語も中盤を迎えた今後第2クール以降、もう少し活躍の場が欲しいなというのが最近の正直な感想です。

副隊長兼分析官兼操舵士というおいしいポジションだけに、それに見合った活躍を与えられていないのもまたもどかしいというか。

まあ流石というべきか、存在感と安心感はあるんですけどね。

 

ムラホシ

ムラちゃん。

本部との報告会へ行っていたとのことで、ほとんど出番はありません。…が、終盤でのマルゥルとのやり取りで今回のお話を締める役割を担いました。

 

ハネジロー

ナンセンスな名前も受け入れる器のデカい真の主役。(ry

カナタと雑談したり、ソウマに「かったぁ~」と冗談交じりに嫌味を返したりと今回も絶好調。

第1クール中盤は大人しめだった印象ですが、ここ最近また存在感を増してきている印象です。やはりテラフェイザーが要因でしょうが。

 

終盤はカナタとマルゥルと共にダウンしていたので特段の見せ場はなしでしたが、まあ気にするほどでもないでしょう。

次回以降も引き続き活躍してくれそうですし。

 

アサカゲ

出番なしでした。前回のエンディングの続きが描かれるのは次回かな?

 

マルゥル

特別編、スピンオフだけに留まらず、ついに本編にまで出張って来てくれました。その存在感と人気の程がよくわかりますね。

そういえばまだ先週のスピンオフ見れてないなぁ。

 

今回はナースデッセイ号の復旧作業のため、助っ人参戦というかたちの再登場。

印象としては、そんな毒舌家だったっけ?という感じ。先週の予告の段階から思ってはいたんですが。

まあ「トリガー」の面々のクセが強すぎて当時は霞んでいたのかもしれませんが、個人的には毒舌家というよりは、「根は良いヤツ」を地で行く生意気なひねくれもの、といったところですかね。

 

 

作中の様子から、カナタら新生GUTS-SELECTの面々の分析はとっくに終わっているようですね。この辺りは流石と言ったところ。

さりとて、後輩らのパーソナルや空気感を「データ」でしか把握していないのだろうなと感じる台詞もしばしば。特にカナタとソウマに関しては、ホントに書類やデータでしか知らないんだろうなと。まあケンゴやアキトらのように、現場で一緒に仕事しているわけでもないので、当然と言えば当然でしょうが。

 

そう考えるとやはり、今回の後輩らとの絡み、特にカナタと共に九死に一生を得たというのはマルゥル的にも物語的にも非常に大きな価値のある出来事だったように思います。

上にも書いたように、今後マルゥルが物語の「本筋」にどこまで関わってくるのかにもよりますが、仮に最終章辺りでまた力を貸しに登場してくれたとして、今回のお話があるのとないのとでは大きな違いがありますしね。

ケンゴ、アキト、ユナ、タツミ、ホッタ辺りはまた一緒に出てきてくれるかな?

そうなるとヒマリとテッシンも来て欲しいところですけど。

 

次回予告

誰もが信じて疑わなかった展開になるようです。

予告の様子を見る限りでは、やっぱりアサカゲはカナタの味方になってくれると思って良いんでしょうか。

うーん、微妙なところですね。個人的にはアサカゲ自身は善人であると思いたいんですが…。見慣れない銃を手にする謎の人物の存在も気になるところですし…。

 

ここは一つ、アサカゲがスフィアに操られることでテラフェイザーが敵の手に落ちると予想したいと思います。それこそ、モネラ星人に操られたキサラギ博士のように。

 

14,15話の二部作か、あるいは14~16話の三部作か。

いずれにしても、例の新形態登場に向けての怒涛の展開が待っているのは間違いなさそうです。

 

次回は第14話「魔神誕生」です。

 

それではまた。

 

 

 


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