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【感想】ウルトラマンデッカー 第3話「出動! GUTS-SELECT」

おはようございます ARAIです。

 

さあ、早速今回も感想書いていきますよ。「ウルトラマンデッカー」第3話です。

例によってネタバレを含みますので、本編未視聴の方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウルトラマンデッカー 第3話「出動! GUTS-SELECT」

初陣! 新生GUTS-SELECT

全体としては、今回もまたしっかりと、地に足のついた安定感のある仕上がりになっているなという印象です。

 

今回はまさにサブタイトル通り、新生GUTS-SELECTがメインドラマに据えられていて、前回の流れを受けて登場人物それぞれが、来たるべき戦いに備える様子と初陣に臨むまでが描かれています。

 

同時に、新キャラであるアサカゲに、デッカー新形態のストロングタイプの登場、HANE2の活躍など、単純に新しい防衛チームのお披露目回というわけで終わらないところがまた憎いですね。

何より、今回の目玉とも言える「新生GUTS-SELECTの活躍」と「ストロングタイプの活躍」がそれぞれきちんと成り立っているんですよね。お互いがお互いを食っていないというか。

 

また一方で、キングスフィアが地球を覆うバリアになっているという点や、スフィアザウルスが地球から何らかのエネルギーを吸収していたらしい点、そして前回に続いて「なぜか」地球怪獣が暴れ出している点など、今後に向けた伏線と思われる要素もあちこちに見られ、一瞬たりとも目が離せない内容になっています。

 

良いですね。実に良いですよ「デッカー」。

近年のウルトラシリーズの中では、個人的に「Z」に次ぐ掴みの良さだと感じています。

 

ニュージェネレーション・ネオフロンティアを生きる者たち

カナタ

正式にGUTS-SELECTの一員となり、やる気充分、気合い充分…なんですが、なんでしょう、思ったよりもグイグイガンガンいっていないというか。

 

本編でもイチカやソウマから「(HANE2に対して)遠慮している」といった趣旨の指摘がありましたが、それだけではなくて、なんというか、ちゃんとチームとしての和を保つことができているというか。

そしてそれを、本人が無理をしてとか、気を遣ってとかではなく、ごく自然に「チーム」の一員になれているような気がするんですよね。

 

「初対面の相手にも物怖じしない」と距離感の近さをイチカからイジられているような描写もありましたが、あの言い方と雰囲気だと、決してネガティブなニュアンスでもなさそうでしたし。

 

第1話の様子だと、入隊後はもっと無遠慮かつ無神経にガンガン人と絡んでいって、悪く言えば「うざい」感じのキャラになっていくのかなと思った節もあったんですが、今のところそういった部分は一切見られませんね。

私自身、彼の第一印象をして「出たがり」でやや危うげな行動力と、少々我が強めな性格、と評していたんですが、今回の第3話終了時点では良い意味でそれを裏切ってくれています。

1年間の訓練生活で成長したのか、それともまだ戦闘慣れしていないゆえの不安感からか、あるいは元来の彼がこういうタイプだったのか。

いずれにしても、目が離せないキャラなのは間違いないですね。ちゃんと主人公してくれてます。

 

 

そして今回、彼のスタンスが彼自身の口からはっきりと語られましたね。

それはズバリ「今はただ、またみんなが普通に暮らせるようにしたい」というもの。

1年前のあの襲来の日から、やはり彼の中ではキングスフィアに閉ざされた「今」の状況を見て、「何とかしたい」という想いがあったというわけですね。

「今、できること」として、強くなろうと訓練に励み、晴れてGUTS-SELECTに入隊することができた。そうなった今、じゃあ次に「できること」は何かとなったら、やはりそれは「GUTS-SELECTとして頑張る」ことなのでしょう。

 

まあ「またみんなが普通に暮らせるようにしたい」だなんてかなりざっくりとした目標ではありますが、現状における当面の脅威であり元凶であるのは地球を覆うキングスフィアなわけで。

そしてそのキングスフィアに最も近い場所で、最も直接的に状況を打開できる可能性が一番高いのは、今の地球においてはやはりGUTS-SELECT以外ないでしょう。

 

 

初陣となった今回では、晴れてGUTSファルコンのパイロットに。

シミュレーションではうまくいっていなかったGUTSホークとの連携もそこそこにこなして見せました。

最終的にはスフィアゴモラの放つ電波障害を受けデッカーに変身することになりましたが、被弾らしい被弾もなく、初陣にしては上々の活躍だったんじゃないでしょうか。

 

 

また、今回の戦いでHANE2に正体を知られてしまう…というよりは明かした感じですかね。咄嗟のことだったとはいえ、アリバイ作りとしては申し分ありません。こういう機転も効くんだなぁ。

 

ラストシーンではHANE2改めハネジローの命名者になりつつ、デッカーの秘密を共有する仲になるなど、イチカやソウマらとはまた違った関係性に発展していくことが示唆されました。

 

イチカ

今回もまたカナタと気さくに話をしているシーンが印象的です。そして回を重ねるごとに「いいコ」感が増していっていますが、実家がお寺であることと無関係ではないでしょう。年齢の割に落ち着きがあるというか。

 

カナタやソウマとはすっかりチームメイトの間柄のようで、訓練校時代の延長で平時から一緒に過ごしているようですね。

GUTSファルコンのシミュレーション後に3人でフィードバックし合っている様子がなんとも微笑ましいというか眼福というか。

その中で何とはなしにポツリと呟いた言葉が、またしてもカナタに影響を与えることになりました。

あの展開があるのとないのとでは、後半以降のカナタとHANE2の描写がやや物足りない感じになったでしょうから、そういう意味では前回といい今回といい、ヒロインとしてばっちり存在感を確保しているように思います。

 

 

初陣では地上部隊としてソウマと行動。ゴモラ(スフィアゴモラ)に怯むこともなく、果敢に攻撃を仕掛けていました。

 

また、戦いの中、カナタ以外で初めて「デッカー」の名を呼び掛けた人物となりました。

カナタのうっかりとノリとごまかしで明かされた(命名された?)デッカーをそのまま使っているようですね。彼女(とソウマ)からこのままチーム内にデッカーの呼び名が浸透していくんでしょうか。

 

あと、前回気になっていた、デッカーの正体に勘づいたと思われる部分については今回特に描写はありませんでした。

やはり前回のあれはデッカーの脚ではなくて、GUTSホークに気付いた、という描写だったのかな。引き続き注視しておきましょう。

 

 

ところで、趣味はツーリングとのことですが、ウルトラシリーズで真っ先に思い浮かぶのは「メビウス」のマリナですかね。何となく、気が合いそうな2人です。

 

ソウマ

ツンツンしてますが、すっかりカナタ、イチカと3人でいるのがサマになってます。

キャラ的にはもはや順調にアキト枠です。が、トリガーの秘密をケンゴと共有していたアキトとは異なり、デッカーの秘密をカナタと共有していないのが決定的なポイント。まあメタ的にはキャラが被るのを防ぐという面もあるんでしょう。

 

個人的には今後しばらく「GUTS-SELECTとしてのカナタ」の相棒的ポジションになるのかなと予想しているんですが、さて、問題は彼がカナタの秘密を知った後なわけですが、この話をするのは些か早過ぎますかね。然るべきその時に、たくさんのドラマと関係性がしっかりと積み重なっているであろうその時に、また大いに語るとしましょう。

 

 

さて、ぶっちゃけ今回ソウマの見せ場らしい見せ場はないわけなんですが、やはり上に書いた通り、ごく自然にカナタらと過ごしている描写がある点は見逃せないところ。

シミュレーションのフィードバックでは、(イチカに)意見を求めるカナタに「反応がいつもより遅い」と的確かつ嫌味なく伝えていたのが印象的でした。

「足引っ張んなよ」と若干見下していた節のあった訓練校時代からだいぶ態度が軟化しているように見えますね。

 

また、今回「なぜGUTS-SELECTに入りたかったか」が本人の口から語られました。

設定通り、かつての戦いの中で助けられた経験からだそうでしたが、このソウマを助けた隊員が誰なのかが気になるところですね。TPUの一般隊員なのか、あるいは旧GUTS-SELECTの誰かなのか。

個人的にはGUTSファルコン繋がりでヒマリだったら面白いなと思うんですが、彼女は基本ナースデッセイ号にいたので、かたいところでは地上部隊のケンゴ、ユナ、アキト辺りでしょうか。今後のシナリオでこの設定を拾いつつ、旧GUTS-SELECTの面々と絡めてくれたら面白いんですが…。

それにしても、自身の身の上を落ち着きなく話をする姿がまた微笑ましいですね。照れ屋か。

 

 

戦闘ではイチカと共に地上部隊として出撃。

GUTSファルコンのパイロットに選ばれなかったことを少し悔しがっているようなシーンが印象的。

その後はイチカと果敢に攻撃を展開。一人で突っ走って空回りすることもなく、ペースの遅い仲間を置いておくこともなく。

彼もまた初陣として上々の活躍を見せてくれていました。

 

サワ

怪獣研究室出身という設定を活かしたたしかな知識と情報、そして冷静な分析力をもって、今回もまた相変わらずの落ち着きと抜群の存在感を発揮していました。

出現した怪獣や発生した事象を前に、彼女が分析と作戦立案を担当し、ムラホシが隊長として命令を下す、といった構図になるようですね。役割がはっきりかつしっかりと分けられていて好印象。

 

彼女もまた副隊長として、そして操舵士として今回が初陣となったわけですが、ナースデッセイ号発艦後にフーっと大きく深呼吸していた姿が印象的でしたね。

落ち着いているとはいえ彼女も未だ20代。前線での経験もおそらくほぼないでしょうから、そんな中でいきなり副隊長兼操舵士だなどと、プレッシャーもハンパじゃあないでしょうね。

 

また、戦闘終了後にはみんなでご飯に行こうと提案するなど、チームのムードメーカー的ポジションになりうる片鱗も見せてくれました。

副隊長という立場としては、現場の若い世代であるカナタらと、管理職であるムラホシをつなぐある種の潤滑油的な役割が求められるのかなと思いますが、この様子だとその点は問題なさそうですね。

もっとも、彼女が無理をしていなければ、という前提にはなりますが。

 

 

あと細かいところでは、やはり第1話から描かれているムラホシとのやり取りですかね。

とりあえず「今、目の前のこと」を精一杯こなしているカナタらメイン3人組と比べて、サワとムラホシはどこか達観して全体の状況を捉えつつ、「その先のこと」まで見ているような印象です。

 

特に興味深いのは「ウルトラマン」に関する2人のやり取り。

本編での様子から、彼女の中では「新たなウルトラマン」であるデッカーを心から信頼して良いのか、未だ決めかねているように見えます。

単純に早計な判断を下したくないという研究者あるいは副隊長としての立場ゆえなのか、それとも「ウルトラマン」に対して個人的に想うところがあるからなのか。

この辺りもまた、注意して見ていきたいですね。

 

ムラホシ

サワ以上の落ち着きと安定感を見せてくれる我らが隊長です。

彼もまた新生GUTS-SELECT隊長としての初陣のハズなんですが、それを微塵も感じさせないリーダーシップを発揮。さすがは元エースパイロットといったところ。

 

印象的だったのはやはり初陣に臨む部下達への激励のシーン。

ジョークを交えたカナタへの台詞はまさに理想の上司のそれですね。その直後に見せた緊張した面持ちは、戦場に出ることへの緊張というよりは、カナタら3人の緊張に同調してのもののように見えました。

「大丈夫」と語るその目には、あるいは同時に、部下であり教え子でもある彼らをもしかしたら喪うかもしれないという一抹の恐怖と、そんなことはありえないという願いにも似た想いもあったのかも。

 

作戦完了後は部下たちへ労いの言葉を送り、また「無事に帰還できたことが最大の成果」であると語るなど、今回も部下を大事に思う気持ちがバリバリに迸っています。

サワの「みんなでご飯」という提案にもノリノリで応じ、さらには奢ります宣言までするなど完璧なまでの「良い上司」っぷりです。

 

 

あと印象に残ったのは、サワのズバリ「(デッカーのことを)隊長はどう思いますか?」という問いに対しての返答が描写されていない点ですかね。

今回は避難が完了していない病院を背に戦うデッカーへの援護を部下に命令するなど、一見するとウルトラマンをごく普通に「味方」と捉えているようにも見えますが…。

 

前回、前々回と連続で、「ウルトラマン」に対してどこか不穏な表情を見せているので、何だかんだで未だ油断ならないんですよね。

彼が「ウルトラマン」のことをどう考えているのか。その如何によって、物語の方向性がかなり変わってくるような気もするんですが、果たして。

 

HANE2 改め ハネジロー

愛称が無事に「ハネジロー」になりました。まさか前回の記事で書いていたことが現実になるとは…(笑)。

 

さて、今回から本格的な登場となったけですが、初っ端から相当なインパクトを残してくれました。なかなかにおいしく、面白いキャラ造型だなと思います。

今後はカナタにだけあのくだけた口調で行くのか、それとも全員になのか…。

まあせいぜいカナタイチカソウマ辺りですかね。さすがにムラホシにあの口調はしないでしょう。見てみたい気もするけど。

 

さてこのハネジロー。

最新鋭機であるGUTSホークを駆るAIユニットなわけですが、作中の様子からTPU内のデータベース情報をすべてインプットしている、あるいはそれらに容易にアクセス可能なようです。カナタやイチカの経歴を把握していたのはそのため。

 

今のところは、データベースの管理運営までを担当しているような描写はありませんでしたが、しかしこのハネジローがもし敵の手に落ちたらと思うとゾッとしますね。

ハネジローが望んで敵側につくことはないにしても、AIゆえにハッキングされてしまったりだとか、それこそ「ダイナ」のサタンラブモスのような事件も起きないとは言えません。

ましてや今となってはデッカー=カナタの正体も知ったわけですから、データベースそのもののセキュリティのみならず、ハネジローそのもののセキュリティも気になるところではあります。

 

 

「ダイナ」でのハネジロー同様、こちらのハネジローも割に早い段階でデッカーの正体を知ることになり、カナタと秘密を共有することになったわけですが、カナタから内緒にするよう頼まれた際はあっさりと了承し、加えて「外部に漏れないよう厳重に管理する」とまで約束してくれる親切ぶりを見せてくれました。

これに関しては、現時点での描写を見る限りでは特段カナタに肩入れしたというわけではなく、AIらしく「特に否定する材料はない」と判断してのことでしょう。

 

ただこの判断の根拠が、「デッカーがカナタであるという情報は今のTPUには必要ないから」なのか、それとも「ウルトラマンの正体という情報自体がトップシークレットだから」なのかで話がかなり変わってくると思うんですよね。

 

すなわち、TPUデータベース内にトリガー=ケンゴという情報があるのかという点。

もしもTPUデータベースにトリガーの正体に関する情報があったとして、もしもハネジローがそれを把握していたとしたら、カナタにとってハネジローはこの上なく頼もしい協力者になるでしょうね。それこそ、デッカーとトリガーを、カナタとケンゴをつなぐ架け橋になるやもしれないのですから。

ダイナであることに迷いを覚えたアスカが、かつての英雄ティガ=ダイゴの足跡を辿ろうとしたように、カナタもまた、ケンゴの足跡を辿ろうとする日が来るのかも。

 

そうして考えていくと、上に書いた「GUTS-SELECTとしてのカナタ」の相棒がソウマになっていくのだとしたら、ハネジローは「デッカーとしてのカナタ」の相棒になっていくのかなと思います。

無理やりに平成作品と絡めるとするなら、「ダイナ」のハネジローと「ガイア」のパルを足し合わせたようなキャラと立ち位置かなと。

 

アサカゲ ユウイチロウ

新生GUTS-SELECTの技術部門担当の科学者です。

印象としては…まだよくわからないかなというのが正直なところですかね。

 

ぶっ飛んだエキセントリック博士という感じでもなく、取り付く島もないカタブツ技術者という感じでもなく、ずば抜けた知識を持った変人学者という感じでもなく。

今のところは良くも悪くも「淡々とした人」というイメージですかね。きちんと礼儀正しい感じもしてましたし。

 

ただ、初対面のカナタを早くも「カナタ君」と呼んでいたり、HANE2の出撃に当たって笑みを見せながら「頼むぞ~」と送り出したり、事態収拾後にはムラホシに握手を求めたりと、どちらかと言えば人懐こいというか、感じの良いタイプのキャラには見えますね。

 

設定では「穏やかで冷静な人物」で、「実戦に巻き込まれても的確にメカを操り、パイロットへ指示を送る」とのこと。

また、新しい装備が完成するたびにカナタらの元へやって来る役回りでもあるようなので、ポジション的には「Z」のバコさん辺りが近いかもしれませんね。毎回登場するわけでもなさそうですし。

 

カナタらが帰還した際に姿を消していましたが、一足先に帰っちゃったんですかね。みんなとご飯には行かなかったのかな。

 

 

中の人は言わずもがな、かつてはあのウルトラマンゼロと一体化したランを演じた小柳友さんです。

サワを演じる宮澤さんといい、つくづくゼロとゆかりのある役者さんが登場していますね。

 

力弾ける紅蓮の闘士

ウルトラマンデッカー

GUTSファルコンを駆るカナタが、電波障害を受け変身。三度の登場となった新たなウルトラマンです。

今回の描写を見るに、ウルトラDフラッシャーはカナタの意思で召喚できるようになったと考えて良いかもしれませんね。何が引き金になったのかはまだ定かではありませんが。

 

重量級と思われたスフィアザウルスを圧倒したフラッシュタイプでも、さすがに今回のスフィアゴモラにはパワー負けした様子。終始劣勢を強いられていました。

そんな中、前回のディメンションカード怪獣と同様にホルダーからひとりでにストロングタイプのカードが出現。燃ゆる紅蓮の力が弾け、新たな闘士の降臨となりました。タイプチェンジ時のBGMが超カッコ良いです。

 

タイプチェンジ後は、フラッシュタイプでは歯が立たなかったスフィアゴモラをパワーで圧倒。

力勝負で真っ向押し返すわ、アッパーかますわ、尻尾掴んでぶん投げるわとパワー型新形態のお披露目に相応しい大暴れを見せてくれます。

スフィア超振動波をも防ぎ、ナースデッセイ号の援護を受けるやすかさず必殺のドルネイドブレイカーを発動。

3回目の登場にして初めて、カラータイマーが青のまま勝利を収めました。

戦闘後、新生GUTS-SELECTとの絆を確かめるかのように互いが歩み寄るシーンが印象的。ホークとファルコンが横切るのがカッコ良過ぎです。

 

 

ところで今回ミクラスを使わなかったのは何でなんでしょうね。お話の都合と言われればそれまでですが。

 

しかし前回といい、今回といい、カナタが何らかの「声」を聞いていることから、まるで誰かが「デッカーとしての戦い方」をカナタにレクチャーしているようにも見えます。

 

怪獣カードもストロングタイプのカードも、いずれも外的な要因ではなくて、カードホルダーから、すなわちカナタ=デッカーの内部からひとりでに出現してきている辺り、個人的に気になるところなんですよね…。

 

地球に根差す脅威

古代怪獣 ゴモラ

平成中期から後期にかけて味方ポジションになっていましたが、最近になってまた地球産怪獣の強敵ポジションに戻りつつある古株怪獣です。大怪獣バトルで設定された超振動波はすっかりデフォルト装備ですね。

 

前回のデスドラゴに続き、今回も「なぜか」暴れ出したというかたちで出現。市街地への被害を鑑み、討伐するという判断がなされました。

 

GUTSファルコンとGUTSホークの連携で尻尾を切断された直後、襲来したスフィアソルジャーに取り込まれ、スフィアゴモラへと変貌してしまいます。

 

変貌後もゴモラとしての自我は残っていたようなので、今回の出現理由とその最期と相まって、どこかかわいそうな気持ちになりますね。

 

精強宇宙球体 スフィアソルジャー

謎のゲートを通って1年ぶりに襲来。ゴモラを取り込みスフィアゴモラへと変貌させました。

作中のサワの話だと、1年前に襲来した個体たちはキング同様にバリアへ変化したようなので、今回登場したのはまた新たな個体たちと思われます。

 

相変わらず現時点では謎だらけなんですが、今回特に気になるのはコイツらがどこから来たのかという点。

地球上の別の地点からワープしてきたのか、それとも宇宙からワープしてきたのか、あるいは別次元からワープしてきたのか。いずれにしても、キングスフィアに閉ざされた今の地球において、コイツらの移動方法も何かしらの鍵になると考えて良さそうです。

 

もし宇宙から来ているのだとしたら、地球と宇宙をつなぐ「道」があるということになりますから。

 

古代合成獣 スフィアゴモラ

上述の経緯で、ゴモラとスフィアソルジャーが融合した姿です。スフィアザウルスを凌ぐ重量級で、左右アシンメトリーの頭部の角が特徴的なデザインです。

 

スフィアお得意の電波障害をもたらすスフィア衝撃波に加え、ゴモラの超振動波を強化したスフィア超振動波を放つことができ、その圧倒的な重量と相まってかなり厄介な手合いとなっています。

 

フラッシュタイプのデッカーをとことん追い詰めますが、ストロングタイプにチェンジ後は形勢逆転。

そのパワーも、スフィア超振動波も意味をなさず、最終的にはドルネイドブレイカーを受け空中で爆散、敗北となりました。

 

次回予告

ダイナ怪獣のリバイブ、その第一発目がモンスアーガーというわけですか。ネオダランビア辺りじゃないのが憎いですねぇ。

 

GUTSグリフォンの登場に、ストロングタイプの再登場。加えてカナタら地上部隊にも見せ場があるようですし、次回も目が離せませんねこりゃ。

 

次回は第4話「破壊獣覚醒」です。

 

それではまた。

 

 

 


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